親戚の法事の後食事会があって、それが終わったのが午後3時過ぎくらい。時間があったので予定していた自分ちのお墓参りもしてきました。本当は両親を連れてきたかったのだけれど、まだまだ外は暑いですし、特に母は歩行がつらくなってきているので今回は私一人でお寺へ行って墓を磨いて掃除し、お花とお供えを置いてお参りしてきました。子どもだった頃から正月、お彼岸（春、秋）、お盆、年末と両親と共に墓参りをしてきました。今日のように私一人で参ったのは人生でこれが初めてです。墓石を拭いたり線香とろうそくを立てたりしていると「あぁ、そう遠くない将来、今日みたいに一人で墓参りするのが当たり前の日がやってくるのだなぁ・・・」と考えると急に寂しく悲しくなってきてしまいました。今年で父は93歳、母は87歳になります。私は今独り身ですから今の墓は私が入ったらそれでお終いになってしまいます。うちの家を続かせられなかったことは年を取るごとに罪悪感としてのしかかってきて、両親に対しては本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになります。私が死んだら、誰かこの墓を守ってくれないかな？などと自分に都合のよいことを考えたりしますが、それは無理なこと。妹がいますので、私が先に死んだら、少しの間は参りに来てもらえるでしょうけれど、それでも長くは続かないでしょう。家を断絶させてしまうというのは若い時に思っていたよりもずっとつらいことだな、と今さらながらに思い知らされています。でも、今さらどうこうすることはできません。せめて、両親が生きている間は私が責任を持って墓を守っていかなければならないな、と改めて思いました。親不孝ばかりして迷惑ばかりかけてきている私ですが、せめていくつかは役に立つことをしていかなければ・・・と今日一人で墓参りをして強く思いました。でも、できることならこれからも両親を連れてともに墓参りを続けたいです。
by 富士通 Lifebook U939/B
